アニメ・映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』感想・考察レビュー

今回視聴した『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』についての感想と考察をまとめていきたいと思います。

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感想

 率直な感想としては「ついに終わってしまったんだな」でした。アニメ版から続く悪い流れをキレイに断ち切れた作品だったのかなと思いました。まさにエヴァンゲリオンの最後を締めくくるにふさわしい内容だったように思います。

 CGアクションシーンや膨大な伏線の回収などといった部分もすごかったですが、特に「すごい!」と思ったのはやはりラストシーン。アニメとは最初から最後まで二次元の仮想世界でなくてはならないという因習を破り、実写と統合させてしまうという革新的な手法は、久々に新しい映画を観たな、新しい手法の誕生に立ち会えたのかもしてれないという充足感に満たされました。

 ただ同時と思ったのはやはりエヴァンゲリオンの世代ではなかったというのが悔やまれるということ。もしも学生時代にエヴァンゲリオンを初めて観て、今日のシン・エヴァンゲリオンを迎えた人たちの感動は私が感じた感動の比では無かったのだろうなと思うと、どこかうらやましいなあとそんな映画でした(笑)。


考察

 今回は「電車」がかなりキーワードとなっており、宣伝ポスターなどでも露骨に線路などがクローズアップされているように思いました。この事から私は「現実の電車」=「エヴァンゲリオン」という隠喩だったのではないかな?と勝手に解釈しました。

 アニメ版当時、受験戦争や就職という自由の許されない未来へ向かって歩く若者たちに、シンジ君の「逃げちゃダメだ!(現実から)」というセリフは多くの共感を生んだと一説では言われています。つまり「エヴァンゲリオンに乗る・乗らない」という葛藤は現実で言うところの「不快な満員電車に乗って社会で戦わなければならない・戦いたくない」という葛藤と上手くシンクロしていたと言われています。

 そういった前提考察の上で私は、今回のラスト(駅からシンジたちが飛び出すシーン)を観たことで、「電車(エヴァンゲリオン)に乗り続ける人生だけが選択肢ではない」というアニメ「エヴァンゲリオン」誕生から今日に至るまでの現実世界の価値観変化を表現しているのかなと思いました。



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