マンガ『To Loveる&ダークネス/矢吹健太朗/長谷川沙貴』感想・考察レビュー

今回読んだマンガ『To Loveる&ダークネス/矢吹健太朗/長谷川沙貴』についての感想と考察をまとめていきたいと思います。



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感想 

まさに中学時代にジャンプで連載されていた今作。今の20代の男子ならば、知らぬ者はいないのではないかーーそう言いきっても過言ではない、「お色気マンガの金字塔」。

 しかしながら学生当時は、ジャンプを毎週買ったり、コミックスを買う金銭的余裕なんて無かったから、断片的にしか観ることができなかった。

 それでもこの度、ようやく読むことができたのでレビューをまとめさせていただきます。

 まず初めに読み始めて思ったのは下地は「うる星やつら」なのではないかと感じた事。「宇宙人美少女が、現実世界で過ごす男主人公のもとにやってきてメロメロする」みたいな部分はそこから持ってきているのかな?と今更ながら新たな発見があった。

 エロ描写について。学生時代はインターネットとか直截的なアダルトに触れる方法なんて無かったから、とらぶるの少しのエッチな描写は、当時は藁にもすがる思いで齧り付いていたように思う。しかし成人して、すっかりR18エロにも慣れてしまった現在ではそれほど興奮しなくなってしまったというのは懐かしいような…どこかもの悲しいようなーーツマラない大人になっちまったなあ(笑)としみじみ。

 ただしこうして大人になってから一気読みしてみると、ただのお色気漫画ではなくて、特にダークネスになってからは、コミカルな世界観の中にも、人生の真理というか、深みのある内容が多かったようにも感じました。特に後半登場するネメシスの「この世は所詮、暇つぶし」などを始めとした、達観した物言いなどは、大人になってから読んでみると味わいを感じざるを得なかった。特にダークネスでは、リトのハレンチの才能を科学的に検証していく試みがあったり、注目されていなかったキャラにフォーカスしたり、BLACKCATをモチーフにしたあのキャラがゲスト出演したりと、オリジナルとは違うテイストがかなり読んでいて驚かされました。

 ちなみに個人としては、「古手川」が推しなのですが、学生時代の周りでは、なぜか「ヤミ」派が多かった。ロリ系が好みではない私には到底理解が難しかったのですが、ダークネスまで読了した後でようやく少しだけ、ヤミの良さが分かった気がします(笑)。

 連載終了から随分経ちつつある作品ですが、登場ヒロインの性格の幅広さ、ありとあらゆるエッチなシチュエーションを創り出すなど、今作が漫画界に遺した技法やテンプレート、エッセンスなどは相当な数のものだったのでは無いかなーーと学生時代の淡い記憶と絡めながら、「とらぶる」というブランドの偉大さに改めて感服。

 矢吹健太朗先生、長谷川沙貴先生、楽しいひとときをありがとうございました。


配信サービス


現時点(2022年07月時点)で「To Loveる(アニメ)」を配信しているのは以下のサイトでした。

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