大河ドラマ『青天を衝け 第12回「栄一の旅立ち」』感想・考察レビュー
今回視聴した『青天を衝け 第12回「栄一の旅立ち」』についての感想と考察をまとめていきたいと思います。
2021年より始まった大河ドラマ「青天を衝け」。NHK放送をリアルタイムで視聴。
スポンサーリンク
感想
今話はついに焼き討ち計画が始まるのかというタイミングで長七郎の説得によって中止されるというまさかの展開を迎えました。
大義を道半ばで果たせず、不完全燃焼な面持ちの栄一たちでしたが「長七郎のほうが正しい」といっぽうでホッとしている印象も受けました。この選択の分岐が、後に日本経済を支える偉人を生み出す大きなターニングになったのだと思うとすごく感慨深いものがありました。
お千代の元に戻り「自分の信じていた道が間違っていたなんて…」と泣き崩れる栄一。時として完璧ではなく、弱さを見せてくれるその姿におもわず感情移入。やはり良き”ヒーロー”というのは憧れ要素だけでなく弱さも合わせ持っているのが、すごく魅力的なのもしれないなぁと思わされました。
考察
今回の話で印象的だったのは”父”の存在。冒頭で父もかつて武士になりたかったというエピソードが母の口から語られ、終盤では栄一に旅資金を渡してどこかにこやかな表情のシーンがあったりと、自分(父)の果たせなかった夢を息子に託すような、父子の普遍的なテーマを感じました。江戸時代と百姓という古い時代の枠組みから解放されつつある若い世代に対して、理解ある古い世代がバックアップするという流れは、まさに時代の変わり目にある現代にも通ずるところがあるような気がしました。そして最後の「あくまで道理を外れるな」という父親の言葉からも、血気盛んな若者を諌める老者という不変的な構図を目の当たりにした気がした。
もう一点気になったのは長七郎の「狐がいたのだ」という意味深な言葉。きっと今後の物語の伏線なのでしょうが、このセリフがどう応用されていくのか吟味したい。
配信サービス
現時点(2021年3月時点)で「青天を衝け」を配信しているのは以下のサイトでした。
U-NEXT
サイトリンク<<<
国内最大級の配信サービス。ラインナップのなかに「NHKオンデマンド」もあるため、歴代の大河ドラマを視聴することができます。一度無料トライアルでお試ししてみてもいいかもしれません。
NHKオンデマンド
サイトリンク<<<
過去のNHK作品などを観ることができる、NHKによる配信サービス。大河ドラマを観たいだけというのなら、上記のU-NEXTよりも値段も半分以下なのでオススメです。
スポンサーリンク
コメントを残す