大河ドラマ『青天を衝け 第33回「論語と算盤」』感想・考察レビュー
今回視聴した『青天を衝け 第33回「論語と算盤」』についての感想と考察をまとめていきたいと思います。
2021年より始まった大河ドラマ「青天を衝け」。NHK放送をリアルタイムで視聴。
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感想
今話は序盤から、銀行が潰れそうになるという波乱の展開を迎える。なんとか小野組の援助もあって窮地を免れるが、今度は蚕卵紙の値下げを狙った、外国人たちの買い辞めが発生。内外でアクシデントが頻発する状況で、さすがの栄一も頭を抱えます。頑張ってくれ…栄一!と思わず応援したくなるような展開でしたが、大久保利通らとの協力もあって蚕卵紙などの一件は上手く解決します。「10年越しの横浜焼き討ち」というかつての焼き討ち計画を伏線として利用する展開はアツいものがありました。
また、五代才助の「人望がないのは、弱みをみせないから」という言葉は今話のなかで一番印象深い言葉でした。確かに完璧すぎる人物よりも時折弱さを見せてくれる人物というのは現代においてもやっぱり魅力的に思います。商才に優れた人物たちにはこういった人に好かれるための理知が身についていたんだなぁ…と思わず関心。
さらに今話のタイトルである「論語と算盤」。渋沢栄一の著書として有名ですが、今話の劇中ではそのもととなる「論語」が登場します。「論語」は今となっては一部のビジネスマンなどにしか読まれない印象ですが、江戸時代などでは教育書として広く用いられていたのかぁ‥と現代との教育の違いに感慨深さを感じました。
論語と算盤の内容は、オリラジ中田敦彦さんが自身のYouTubeチャンネルで配信されていたのを観たことがあります。すごく分かりやすくタメになったので、気になった方はぜひ下記リンクからどうぞ。
【論語と算盤①】中田敦彦史上No.1書籍!渋沢栄一の名著:https://www.youtube.com/watch?v=5zW7fUvOivs
そして終盤では大久保利通の暗殺や西南戦争などがまるでダイジェストな形で描かれます。もう少し詳細に描かれるのかなぁと思っていましたが、詳しくは他の大河ドラマで観ろ!ということなのでしょう(笑)。まあそこらへんは過去の大河ドラマで死ぬほどコスってますからね。坂本竜馬とかもいっさい出ませんでしたし。
ただそれだけ今ドラマは、他の需要な出来事を描くヒマが無いぐらい、”渋沢栄一”にフォーカスした作品なんだろうなと、この「晴天を衝け」というドラマが持つ特異性をあらためて感じる回でした。
配信サービス
現時点(2021年10月時点)で「青天を衝け」を配信しているのは以下のサイトでした。
U-NEXT
サイトリンク<<<
国内最大級の配信サービス。ラインナップのなかに「NHKオンデマンド」もあるため、歴代の大河ドラマを視聴することができます。一度無料トライアルでお試ししてみてもいいかもしれません。
NHKオンデマンド
サイトリンク<<<
過去のNHK作品などを観ることができる、NHKによる配信サービス。大河ドラマを観たいだけというのなら、上記のU-NEXTよりも値段も半分以下なのでオススメです。
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