映画『エターナルズETERNALS』感想・考察レビュー

今回、劇場で視聴した『エターナルズETERNALS』についての感想と考察をまとめていきたいと思います。



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感想・考察

 満を辞してMCUへの参入を果たした「エターナルズ」。総指揮ケヴィン・ファイギ氏によるとアベンジャーズが小さく見えるほどのスケールでお送りすると述べていましたが、まさにその通りの超超超ー超大スケールで描かれた作品でした。

 個人的に良かったのは世界中を舞台にするというヴィジュアルの多彩さ。ロンドン、インド、イラクなど次々と舞台が切り替わる感じは観ていて、時を超えながら世界旅行をするようなーーそんな不思議な感覚を味わえました。途中の回想には日本の広島なんかも取り上げられており、日本人ユーザーも共感しやすい構造となっていました。

 それだけでなく今作は子供、青年、ブロンド、黒人アラブ系アジア系といった人種、身体障害者、LGBTといったどんな客層も共感できる取っ掛かりも網羅されており、ただの異星人SFというだけでなく、昨今の世情も切ったかなり前衛的な作品だなあとも思いました。

 要約すると「ロボットの反乱」という内容になるのだと思いますが、そこにディヴィアンツという第三勢力なども加わったり、時系列を入れ替えたり、各エターナルズ同士の確執なども追加することで、複雑で重厚な作品になっていたなと思います。

 そしてエンディングでは、実際に歴史に残る彫像や遺跡などに各エターナルズが当て込まれるといった仕様になっていたので、歴史の素養を備えればさらに楽しめる構造になっているようでした。知識を蓄えて観るたび、新しい発見があるんだろうなあという奥深さも感じました。

また、私はこの作品を観た後で既存のあるシナリオを連想しました。それはゲーム「FINALFANTASYⅥ(FF6)」です。

  • 「ロボットのように操られていた主人公(ティナおよびセルシ)」
  • 「主要人物の多さ」
  • 「種族間の争い(人間と幻獣と帝国ー地球人とエターナルズおよびディヴィアンツとセレスティアルズ)」
  • 「最後は人間になる(ティナおよびスプライト)」
という具合に非常に共通項が多かったように思います。ロボットが自我を持って創造主を倒すという内容はこういう構成がベストなのかなーなどと鑑賞後の余韻に浸りながら考えたりもしました。

 結局、最後は謀反を起こしたとしてセレスティアルズに捕まるセルシたち。さすがに創造主のパワーには抵抗できないようで。今後どのように地球へ還り、地球を救うのか、そして最後の剣の男は誰なのかーーいろいろと考察しながら、次のスパイダーマンなどを待ちたいと思います。



配信サービス


現時点(2021/11時点)で「エターナルズETERNALS」配信予定はサービスはこちらです。

Disney+(ディズニープラス)


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Disneyが運営している配信サービス。劇場に足を運びたくないかたはこちらを利用しても良いかも知れません。




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