大河ドラマ『青天を衝け 第38回「栄一の嫡男」』感想・考察レビュー
今回視聴した『青天を衝け 第38回「栄一の嫡男」』についての感想と考察をまとめていきたいと思います。
2021年より始まった大河ドラマ「青天を衝け」。NHK放送をリアルタイムで視聴。
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感想
久々の、徳川家康の語りから始まった今話。実際、その導入を活かしたように慶喜をはじめとした徳川家に、ふたたびフォーカスする内容となっていました。
冒頭に開かれた徳川300年の式典においても、平岡の妻・やす、川村恵十朗、民部公子などを始めとした、幕臣時代の懐かしい顔ぶれが勢揃いしており、まさにドラマの佳境にふさわしい総決算的な印象を受けました。今話まで一話も欠かさずに観てきましたがこうして振り返ると、数えきれぬほど多くの人物および演者さんが登場していたんだなあ〜と感慨深い気持ちに。死んだ登場人物たちなどもカウントすれば、渋沢栄一という男の人生は、なんと多くの人々によって彩られた生涯だったのかと、畏れ多くも渋沢栄一の気分になってその華々しき人生を追体験できたような気分に至りました。
また、今話の栄一は放蕩息子・篤二に悩まされます。親が渋沢栄一というのは物凄いプレッシャーですよね…。今までの栄一の活躍を知っているだけに、もしも自分が篤二だったならば…確かに逃げ出したくもなるよなあ…と少し共感。篤二がどうなっていくのか、それも今後の注目ポイントなのかなと。
一方、歴史は大きく動き、日清戦争が勃発。大国・清に勝利するという番狂わせを遂げた事で、日本はいよいよ軍事国家の道を歩んでいくーーその大きなパラダイムシフトを、その空気感のなかにひしひしと感じました。そういった日本の動向を見ながら、栄一は慶喜の下に赴き、いよいよ「世代交代」を意識し始めます。栄一もかなり老いている様子で、溌剌としていた頃と比較すると、どこか寂しさを感じずにはいられませんでした。
今ドラマ「青天を衝け」も残すところあと数話。小栗旬さん主演の「鎌倉殿の13人」のビジュアルも公開され、ついに渋沢栄一との別れも近くなってきました。残り数話、彼と歩んできたこの約一年を噛みしめながら、拝謁していきたいと思います。
配信サービス
現時点(2021年10月時点)で「青天を衝け」を配信しているのは以下のサイトでした。
U-NEXT
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国内最大級の配信サービス。ラインナップのなかに「NHKオンデマンド」もあるため、歴代の大河ドラマを視聴することができます。一度無料トライアルでお試ししてみてもいいかもしれません。
NHKオンデマンド
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過去のNHK作品などを観ることができる、NHKによる配信サービス。大河ドラマを観たいだけというのなら、上記のU-NEXTよりも値段も半分以下なのでオススメです。
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