ドラマ『まだ結婚できない男』感想・考察レビュー


今回視聴したドラマ『まだ結婚できない男』についての感想と考察をまとめていきたいと思います。



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感想・考察

 少子高齢化という語りから始まる、前作とはまた違った意味からのアプローチで始まった、「結婚できない男」の続編に当たる今作。

 初っ端から、デリカシーの無さを披露していく桑野信介。

 そのキャラクター性は健在で、「よっ、待ってました!」という心境からはじまり、気づけば一日で一気見してしまうほどの面白さでした。

 今作では前作からの時間経過が丁寧に描かれており、

 自宅の照明管理はAIが、ネット検索にはサジェスト機能が、ガラケーはスマートフォンに、などといった具合に、文化の細かい変化が描かれていました。

 他にも、いつも通っていた橋の塗装が経年劣化で剥げていたり、お手伝いだった村上くんが建築家になっていたり、逆に沢崎さんが居なくなっていたりなど、端々に時間の経過を感じさせる要素が散りばめられていました。別にリアタイで視聴していたわけじゃないのにそういった変化を観ていると、どこか哀愁を感じさせられました。

 個人的には、スマホ画面に金田の不在着信が来てるといったディテールなどにも制作スタッフの意匠を感じました。あの後友達になったのかな?などと、想像の余地を残してくれている感じもかなり良かったです。

 そして今回もかつての”ケンちゃん”ことパグが登場。なぜこのドラマのマスコットをパグにするのかな?と二部作を通して自分なりに考察してみると、パグは「最初は醜いけれど、見ているうちに可愛くなってくる」という桑野信介という存在の象徴というか、隠喩なのかな?と思ったりもしました。
 たしかに、前作も最終回になるころには、桑野信介、パグ(ケンちゃん)ともども、自分の中で愛らしい存在になっていたように思います。

 そして最後は前作と同じく、メインヒロインと良い雰囲気で歩き出す、その背中のカットで終了。

 どんな紆余曲折があっても、最後はしっかり「結婚できない男」というドラマタイトルに帰結する感じも、粋だなと感じました。

 結局、「美女の間を渡り歩くが、結局結ばれない」という構成は「寅さんシリーズ(男はつらいよ)」にも通ずるところがあるなと思いました。

 正直、桑野信介役の阿部寛さんが不死身なら、女優さんらだけを入れ替えて無限にできるシリーズじゃないか?と思ったりもしました(笑)。

 二部作を短い期間でイッキ見してしまいましたが、かなり印象に残る、満足度の高い、素晴らしい邦ドラマでした。



配信サービス


現時点(2021/12時点)で「まだ結婚できない男」配信を確認できたのは下記の配信サービスでした。


Hulu


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 配信サービス。一応無料体験ができるみたいなので、使用感次第で加入をオススメします。

Netflix


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配信サービス。Netflixオリジナル作品などもあるので、お試し加入するのもアリかと思います。



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