大河ドラマ『青天を衝け 第39回「栄一と戦争」』感想・考察レビュー


今回視聴した『青天を衝け 第39回「栄一と戦争」』についての感想と考察をまとめていきたいと思います。

 2021年より始まった大河ドラマ「青天を衝け」。NHK放送をリアルタイムで視聴。


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感想 

 惇忠が慶喜への謁見を果たし、そして死ぬというかなり晩年感の漂うオープニングからスタート。いよいよ、40話に渡る渋沢栄一の冒険譚、そして築いてきた一時代の終焉を感じさせる回でした。

 放蕩息子だった篤二も、実業家としての成長を前半部で見せますが、まもなく栄一が病に倒れます。それにより後継ぎ問題でのプレッシャーに耐えきれず錯乱。雨に濡れながらの慟哭は、なかなかの迫真でした。

 いっぽう歴史においては、ついに日露戦争が勃発。しかしうまく戦果を得られなかったことで、民衆の不満は栄一にまで向けられます。本心とは裏腹に、戦争援助を呼びかけてしまった事を、悔いる栄一。そして最後には引退を決意します。幼い頃から観てきたこちらとしては、ついにこの時がきてしまったかという抗えない無常さを感じました。

 また、今回は慶喜にもフォーカスが当たり、前話からの伝記の編纂を栄一が求めるーーという伏線が活かされ、ついに永きにわたる沈黙が破られます。

『流れを止められなかった』

『人には生まれついての役割がある』

という、時代の波に抗おうとしたが、抗えなかった、そんな慶喜の無念が凝縮されたような言葉がかなり印象に残りました。

 ついに慶喜との約束も果たされ、引退を宣言した栄一。どのようなラストシーンを飾るのか、その生き様を見届けたいです。


配信サービス


現時点(2021年10月時点)で「青天を衝け」を配信しているのは以下のサイトでした。

U-NEXT


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 国内最大級の配信サービス。ラインナップのなかに「NHKオンデマンド」もあるため、歴代の大河ドラマを視聴することができます。一度無料トライアルでお試ししてみてもいいかもしれません。


NHKオンデマンド


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