マンガ『TERRA FORMARSテラフォーマーズ/貴家悠・橘賢一』感想・考察レビュー
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感想
数年前、進撃の巨人などと並び称されながら大ヒットしていた印象の今作。今さらながらですが、この度読む機会を得られたので、レビューを残させていただきます。
まず今作は22巻でてっきり終わっているのかと思いきや、読み終わったあとで調べてみると、何年も前から休載状態だという事に驚き。完全に冨樫義博先生のハンターハンターをはじめとした未完の傑作状態になっているようで…。どうりで最近噂が聞こえて来ないなとは思っていましたが…。
内容としては複雑な設定の組まれた世界観と、謎が謎を読む展開が魅力的なマンガでした。
人間と生物を掛け合わせるという「能力システム」のアイデア。ゴキブリが超進化を遂げるというアイデア。そして、それら秀逸なアイデアを元に生まれたキャラクターたち。彼らを戦わせるという行動のアイデアでうまく明快なストーリーにデザインされている点もかなり考え抜かれているなと感じました。
個人的には流れる世界観は写実的な画風のせいもあるのか、少し奥浩哉先生のテイストにも似ているなと思ったりもしました（大量に登場人物が出てはすぐに死んで、また入れ替わるーーみたいな雰囲気が）。
個人的にはジョセフ・G・ニュートンとミッシェルがお気に入りのキャラクターでした。ジョセフは完璧超人でありながら、ミッシェルにゾッコンという少しお茶目なところもあるというギャップ、天才ゆえに何を考えているのか分からないミステリアスな感じが魅力的でした。ミッシェルもメガネを掛けた典型的なクールで知的なお姉さんみたいな第一印象でしたが、以外に情に熱いキャラなところが予想外で好きになりました。
結局のところ、現在も連載途中なので22巻まで読んでも結末はお預けという状態。
ゴキブリたちが日本に攻めてきていったいどうなるーー？連載再開の話題が聞こえてくるまで気長に待ちたいと思います。
配信サービス
現時点(2022年07月時点)で「TERRA FORMARSテラフォーマーズ（アニメ）」を配信しているのは以下のサイトでした。
U-NEXT
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