映画『SUPER8』感想・考察レビュー

今回視聴した『SUPER8』についての感想と考察をまとめていきたいと思います。

 ジャンルはSF映画。

 ある町に住む少年たちが、列車事故により脱走した謎の生物の正体を突き止めていくーーーというのが大まかな流れです。

監督・制作は、J.J.エイブラムス。「スターウォーズ」「ドラマLOST」など、数々のヒット作を生み出す名手として有名ですよね。しかもプロデューサーにスティーブン・スピルバーグ氏の名前まで。正直この二人の作品は高確率でハマってしまうので、期待せずにはいられないです。



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感想

 
  今回、Netflixで配信されてるのを見つけて視聴。実はかなり前に(SUPER8が公開されてそれほど経たない頃)、レンタルショップで借りて一度見たことがありました。でも正直うる覚えだったのでもう一度観ることに。んで結局、また最後まで観入ってしまいました。

 まず冒頭の無事故記録が更新されるカット。あまり観たことのない、珍しいタイプの冒頭だったので、映画が始まって早々に、そのセンスに魅かれました。
 続いて母親の葬儀にて、近所の人々や親戚が集まってるシーン。参列していた主人公フレンズたちの、コミカルなシーンで、一気に彼らを好きになりました。

 そんなシーンがありつつも、いよいよ夜中に脱け出して、映画を撮影しに行くシーン。
私は、スタンドバイミー、it(ホラー映画)、20世紀少年みたいな、少年グループが冒険に巻き込まれていく、冒険する、みたいな設定が結構好きなんです。おそらく初めてSUPER8を観ようと思ったきっかけも、「子供たちが協力してなんかする」みたいな設定に魅かれたからんじゃないかなあと今考えれば思います。

 やがて事の発端となる列車事故が起き、血だらけの教員に諭されつつも、その場をあとにする一行。
その騒動のなかで、主人公が拾ったキューブや落としてしまったフィルムが、のちのち伏線になっていくというのも粋でした。

 やがて事件に巻き込まれたのをきっかけに、友情に亀裂が走ったり、ヒロインと急接近したりと、様々な葛藤を描きながらも、ついに米軍による避難勧告が敷かれることに。
 思えば少年のころって、町が混乱状態に陥って、怪物が出てきて、それに自分たちが立ち向かう!みたいな妄想ってしてた気がします。感動する映画でもありますが、どこか子どもゴコロをくすぐるような展開もめちゃくちゃ楽しめました。

 そして最後のシーンで、母の写真がついた首かざりをばなすシーンには、じぃーんと来ました。

 SF映画ですが、私にとっては、観れば子ども時代の記憶を呼び起こしてくれるような、そんな映画でした。



考察

 
 「スタンドバイミーやitなどの少年チーム要素」×「SF要素(宇宙人)」という印象を受けました。 

 内面テーマに関しては、少年主人公・ジョーの母の死を克服していく”成長”を描いている作品なのかなぁと。
 母が亡くなってしまったことをまだ受け止め切れない――そんな状態から物語はスタートしており、悲しむ父親の姿や、生きている母親が映るホームビデオなど、物語を通して、母親の存在を引きずるような場面が度々登場しますが、最後には母親の首飾りを手ばなすという行為によって、そのわだかまりが解消されたことを描いているんじゃないかぁと。内面テーマはそんなところですかね?

 ただ内面テーマはあくまで付属品で、今作はやはり、「田舎町に宇宙人がやってきて、少年たちがやっつける!」みたいな外面テーマのほうが強い印象を受けました。


配信サービス


記事投稿時(2020/2月時点)の「SUPER8」配信サービスは下記のとおりでした。気になった方はサイトリンクからぜひご利用ください。

U-NEXT


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Hulu


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Netflix

 
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Blue-ray&DVDリンク


一応ブルーレイ&DVDセットのリンクも貼っておきます。


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