大河ドラマ『青天を衝け 第9回「栄一と桜田門外の変」』感想・考察レビュー


今回視聴した『青天を衝け 第9回「栄一と桜田門外の変」』についての感想と考察をまとめていきたいと思います。

 2021年より始まった大河ドラマ「青天を衝け」。NHK放送をリアルタイムで視聴。


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感想

 

 桜田門外での暗殺が大きな見せ場となった今話。歴史を学んでいるとぶつかる「どうにかならなかったのかなぁ…」という特有のやるせなさが漂う回でした。
 栄一サイドでは、菅笠をかぶった長七郎が登場して、冒頭からワクワクでした。井伊直弼の動向が伝えられ、慶喜サイドでも着々と恨みを募らせた水戸派閥が暗躍していきます。
 謹慎処分を受け、すっかり髭面になった慶喜も、動き出す前の充電中の主人公という感じで、これからの動きが期待できました。不遇な状況に対する憤りを、どうにかエネルギーに変えて活躍してほしいと願います。





考察


 お千代との床の間で、ふと愚痴をつぶやく栄一。父親の「百姓が政(まつりごと)にあれこれ口出しするのは勘違いも甚だしい」といった趣旨のセリフや、御代官とのかつての一件などを通して、ひとつひとつの問題に目を向けるのではなく、「”この世”自体が間違っているのではないか?」という社会システムに着目する広い視野で物事を考える姿勢は、のちに偉人として現代まで語られる「渋沢栄一」の片鱗を垣間見たような気がした。

 慶喜サイドでは、最後の挨拶にやってきた平岡に対して、「健康でいたいなら水気を控えよ」などと助言を口にしますが、そのセリフが、父・斉昭の死の伏線になったのは、なんとも皮肉めいてるというか世知辛いなと感じました。

 


 

配信サービス


現時点(2021年3月時点)で「青天を衝け」を配信しているのは以下のサイトでした。

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 国内最大級の配信サービス。ラインナップのなかに「NHKオンデマンド」もあるため、歴代の大河ドラマを視聴することができます。一度無料トライアルでお試ししてみてもいいかもしれません。


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