海外ドラマ『ヴァイキング~海の覇者たち~S1-8「生贄の儀式」』感想・考察レビュー


今回視聴した『ヴァイキング~海の覇者たち~S1-8「生贄の儀式」』についての感想と考察をまとめていきたいと思います。

 2013年から2020年までカナダで始まった海外ドラマ「ヴァイキング~海の覇者たち~」。視聴はNetflixで。


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感想  

妻の流産を受けて、聖地へと向かうラグナル一行。今回でラグナルたち部族は実はアース神族というヴァイキングのなかの一部族にしか過ぎないということが判明しました。さらに別の首長らも現れて共闘を誓ったりと、物語で扱う世界の領域も拡大したことで、さらに面白くなる予感がしました。
 また今回はアセルスタンが生贄にされるのではないかというサスペンスが組み込まれており、ラグナルが「これは人間用の柵だ」と言いながらアセルスタンに対して切ない視線を向けるシーンではゾッとしました。そんなアセルスタンに元首長の娘が言い寄ってきますが、アセルスタンとの恋愛ルート?があるのか?なんて思いましたが、匂わせはあくまで命令で、生贄にささげられる前のわずかな嗜みでしかありませんでした。それでも最後には司祭の問答に対してキリスト教徒であることを捨てきれず一命を取り留めるアセルスタン。何気に気に入ってしまったキャラなだけにホッとしました。代わりに屈強な友人が生贄に掛けられます。略奪でもけっこう活躍してた人物だっただけに、ちょっともったいないなと思っちゃいました。



考察

 今回は略奪戦ではなく、ヴァイキング文化を紹介する回だったように感じました。オーディン・トール・フレイをはじめとした北欧神話の神々が紹介されたり、友人があっさり生贄になるなどといった特殊な死生観などがかなり印象的でした。
 しかし文化を紹介していくだけでは退屈なので「アセルスタンが生贄にされるのかされないのか?」という要素を設けて、巧く観ている側を退屈にさせないサスペンスが盛り込まれていたようにも思いました。隠していた聖書が崩れる象徴表現から始まり、人間の柵を前にした意味深な会話など、アセルスタンの名運を紆余曲折させながら、最終的にはクライマックスで生贄を免れるという意外な結末で最後は驚かせるといった構成になっていたように思います。
 また、元首長の妻もロロに強気で「自分が必要」と詰め寄り、「魔性の女」としての頭角を表してきたという印象でした。文化だけでなく、兄弟の絆が少しずつ崩れるような予感をさらに感じさせる回でもあったと思います。


配信サービス


現時点(2021年4月時点)で「ヴァイキング~海の覇者たち~」を配信しているのは以下のサイトでした。

NETFLIX


>>>サイトリンク
「Hulu」と同様に私が登録しているサイトです。オリジナル作品も豊富にあるのでお試し加入してみてもいいかもしれません。


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