映画『女の一生2017』感想・考察レビュー
今回視聴した『女の一生2017』についての感想と考察をまとめていきたいと思います。
他の運営サイトで原作「女の一生」を取り上げる流れで、Amazonビデオのレンタルで視聴。
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感想
とにかくヨーロッパの風景が美しい映画だなと感じました。虫や鳥の声などの環境音が耳に心地よく、ネガティブな内容なのに、それを感じさせない上品さがあったと思います。また、時系列が常に混濁しながら進んでいく構成だったため、原作を知った上で挑まなければすこし難解な映画になっているかな?とも思いました。ただそれでも、映像美がとにかく素晴らしいのでただ映像を眺めているだけでも十分価値があるなぁと感じました。
最近は大衆向けのアメリカ映画ばかり観ていたので、たまにゆっくりとした時間を味わえるヨーロッパ映画も悪くないなぁ~とヨーロッパ熱を再燃させてくれるような一本でした。
考察
今作は原作のように少女から時系列通りに進むのではなく、フラッシュバックを利用して時系列を混濁させているという部分に映画制作陣の工夫を感じました。また、原作とは違う部分がいくつか見受けられましたが(リゾン叔母が出ない、ジュリアンが転落死でなく銃殺、ジャンヌがパリへ出かけないなど)原作と同じく、純粋なエンターテイメントでは無く、リアリティーを追い求めて、どこか観たあとに人生の真実を突きつけられるようなメッセージ性がしっかり反映されている部分はしっかり削られずに残っているなと思いました。
配信サービス
現時点(2021/06時点)で「女の一生2017」配信を確認できたのは下記の配信サービスでした。
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