大河ドラマ『青天を衝け 第37回「栄一、あがく」』感想・考察レビュー


今回視聴した『青天を衝け 第37回「栄一、あがく」』についての感想と考察をまとめていきたいと思います。

 2021年より始まった大河ドラマ「青天を衝け」。NHK放送をリアルタイムで視聴。


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感想 

 お千代亡きあとの世界。

糟糠の妻を失った栄一の、これまで無いほどに精神的に参った様子は、こちらも観ていて不安を拭えませんでした。しかし悲しみを引きずりながらも三菱との闘いに駆り出されていき、自暴自棄な争いに身を投じていきます。

 しかし伊藤博文や、新しい妻・兼子などの言葉によって、少しずつ精神の安定を計っていく英一。特に兼子に離縁を持ちかけられるシーンなどは少しウルリとしてしまいました。ネットでも大島優子さんの演技に対して高評価の声が挙がっており、まさにそうだったなーーと感じさせてくれる迫真の演技力でした。

 最後は五代才助の仲介によって、三菱との合併を承諾。一時は株の買い上げなど、あれ半沢直樹を観てるのかな?というようなヒリヒリするような場面もありましたが、ひとまず一件落着。胸を撫で下ろしました。

 ところで今回は、これまでの登場人物が次々亡くなる回でもあったと思います。岩倉具視、五代才助、岩崎弥太郎など、一時代を築いた人々がどんどんと消えていきます。どうしても栄一(吉澤亮)たち演者の皆さんの見た目があまり変わらないので、時間の経過が掴みにくいですが、かなり時間も進んでいっているという事なのでしょう。

栄一は90歳過ぎまで生きるので、こうして共に生きた人々を見送り続ける運命を課せられていくのだと思うと、何ともやるせないなと感じる一方だからこそ、先人たちのやり残した事を自らが継がなければというエネルギーにもなり、数えきれない偉業を成し遂げていく原動力にもなったのかなとも思いました。

 そして、後に悪法として語り継がれることとなる大日本帝国憲法なども公布され、ついに日本の内閣が誕生します。帝国主義へと突き進んでいくこととなる日本に対して、栄一はこれからどのように向き合っていくのか、残すところあと数話、しっかり見届けたいです。


配信サービス


現時点(2021年10月時点)で「青天を衝け」を配信しているのは以下のサイトでした。

U-NEXT


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 国内最大級の配信サービス。ラインナップのなかに「NHKオンデマンド」もあるため、歴代の大河ドラマを視聴することができます。一度無料トライアルでお試ししてみてもいいかもしれません。


NHKオンデマンド


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過去のNHK作品などを観ることができる、NHKによる配信サービス。大河ドラマを観たいだけというのなら、上記のU-NEXTよりも値段も半分以下なのでオススメです。


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