大河ドラマ『青天を衝け 第41回「青春はつづく」』感想・考察レビュー


今回視聴した『青天を衝け 第41回「青春はつづく」』についての感想と考察をまとめていきたいと思います。

 2021年より始まった大河ドラマ「青天を衝け」。NHK放送をリアルタイムで視聴。


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感想 

 ついに今話で最終回を迎えた「青天を衝け」。

敬三から見た渋沢栄一という新しい視点からスタートしており、冒頭から新時代を感じさせる演出が組まれており、「ああ渋沢栄一もついに過去の人物になってしまったのか」というどこか虚しさとダイナミズムを感じられました。

 さらに今回はオープニングもなく、青天を衝けというロゴだけが表示される粋な演出も、グッときました。

 とはいえ、82歳になってもなお渡米をしたりさまざまな活動を行なうパワフルさは健在で、関東大震災での快活ぶりは、若者たちをも畏怖させるほどのものでした。その様子を見て、帰ってきていた篤二が「あれが渋沢栄一だ」と言うところもグッときました。

 そしてラジオが家に設営れ、晩年になってもなお、励むその様はまさに不屈の英雄というにふさわしい出立ち。ラジオを持ってくる人々も栄一もすっかりスーツ姿の似合う日本人となっており、ドラマを振り返ってみると、江戸のちょんまげと袴姿から始まり、西洋着を経て、今日ではフォーマルになっているネクタイのスーツ姿まで、大河ドラマでも、これほど衣装の移り変わりの激しいドラマも珍しいのではないかなと思いました。

 そして最後は若い姿に戻り、血洗島を駆け抜けながら流れるエンドロールでは、これまで登場した数々のキャスト陣の名前、そして渋沢と呼びかけるキャスト陣のカットが流れ、不覚にもボロボロと泣いてしまいました。

 2021年の1年間、このドラマを通して、渋沢栄一という偉大で、ダイナミックな人生を共に追体験できたこの時間は、この上なくかけがえのないものでした。

「人を守るために。力を惜しまない。みんなが幸せなことが一番。

 このドラマで描かれた渋沢栄一のその信条を胸に抱きながら、このドラマレビューを閉じさせていただきます。

 次回の大河ドラマは、「鎌倉殿の13人」。予告を見る限り、「青天を衝け」のエモーショナルで啓蒙的な内容よりも、ややコミカルな群像劇?というよつな印象を受けました。戦国時代や幕末はしょっちゅうピックアップされますが、あまり詳しくない鎌倉時代などをピックアップしてくれるのは嬉しいです。どのような作品になるのかは未知数ですが、2022年を通して観ていきたいなと思います。


配信サービス


現時点(2021年10月時点)で「青天を衝け」を配信しているのは以下のサイトでした。

U-NEXT


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 国内最大級の配信サービス。ラインナップのなかに「NHKオンデマンド」もあるため、歴代の大河ドラマを視聴することができます。一度無料トライアルでお試ししてみてもいいかもしれません。


NHKオンデマンド


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過去のNHK作品などを観ることができる、NHKによる配信サービス。大河ドラマを観たいだけというのなら、上記のU-NEXTよりも値段も半分以下なのでオススメです。


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