映画『ワイルド・フラワーズ』感想・考察レビュー

今回視聴した『ワイルド・フラワーズ』についての感想と考察をまとめていきたいと思います。



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感想・考察

 リサイクル・ショップのDVD激安コーナーでDVDを発見。視聴。女子プロレスを題材にしたかなりニッチ・コアな作品ということもあってか、内容もかなりマイナー。ツッコミどころも多い作品でした。
 ですが、見慣れた大衆作品には無い、テンプレから大きく外れた展開・構成に驚かされた部分も多々ありました。

 まず展開においては、岡田義徳さん演じる主人公が、生き別れの母からプロレス団体を引き継いでほしいーーというかなり意表を付いた導入からスタート。そこから、ああ‥この主人公が経営不振なプロレス団体を立てなおしていくのねぇ~…と展開を読んだつもりでしたが、さらにそこにW主演として、新人プロレスラーを二人も入れてくるという怒涛の展開。ですが情報過多にならず、3名それぞれの成長・葛藤が巧く展開のなかで描かれていったので、かなりストレス無く最後まで観ることができました。
 さらに、恋愛路線にシフトするのか?など、ワクワクさせてくれるような、寄り道展開もふんだんに含まれていたので、予想以上に食い入って観てしまう部分も多くありました。
 そして最後は主人公二人のタッグが敗北して、女子プロレスの奥深さを知るという終わり方で幕を閉じました。女子プロレスにはあまり造詣の無い私ですが、ラストシーンが終わったあとは、岡田義徳さん演じる主人公と同様、女子プロレスにすっかり魅せられたような気分を味わえました。
 表現面においても、主人公の母親(アイアン)の過去について少女漫画風のスライドショーで展開されたりと、工夫の凝らされた表現にも意匠を感じました。
 そしてこの作品は、なにより本当の女子プロレスラーさんが登場する作品でしたので、女子プロレスに造詣のある方ならもっと楽しめる作品になってるんだろうなぁ…と思うとどこか自分の無知さを惜しく思ったり。知ってるのはジャガー横田さんぐらいでした。友情出演だったのでしょうか?伝説のレスラー感というか、貫禄がハンパなかったです(笑)。この機会に少し女子プロレスについて調べてみるのもアリだなとも思わされました。
 そしてこの作品、やはりかなりマイナーな作品のようなので、動画配信サイトでもいっさい配信されていないようです。現状DVDなどで視聴するしか方法が無いようなので、観たい方はDVDを購入・レンタルするしか無いようです。下記にDVDリンクなど貼っておきましたので、観たい方はぜひ。



配信サービス


現時点(2022/01時点)で「ワイルド・フラワーズ」配信予定はサービスはこちらです。

●無し




Blue-ray&DVDリンク



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