映画『ドクター・ストレンジ:マルチバース・オブ・マッドネス』感想・考察レビュー


今回視聴した映画『ドクター・ストレンジ:マルチバース・オブ・マッドネス』についての感想と考察をまとめていきたいと思います。



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感想・考察

 

冒頭からアナザーストレンジと謎の少女が走っているという疾走感のあるスタート。

そこから夢オチ→結婚式→イービルアイ?みたいなモンスターと、アクション主体のスピード感が続く。これぞMCUという独特のリズム感を思い出させてくれました。「スパイダーマン ノーウェイホーム」から少し時間が空いていましたが、その空き期間(ブランク)を感じさせないMCUユニバースの圧倒的な没入感。すぐに心奪われました。

 ディテール面においても、信号表記が逆、ピザボールという見慣れないファストフード、自然とビルの融合した街並みなど、細部までのこだわりにも意匠を感じました。

 イルミナティのシーンにおいても、ファンタスティックフォーを始めとした新キャラクターが一挙に登場。ファンサービスがこれでもかというぐらい詰め込まれていて、ユニバース世界のさらなる拡大を期待させてくれました。ただ、スカーレット・ウィッチにチャールズ・エグゼビアをはじめとした新キャラクターらが次々倒されていくシーンは、映画尺のなかで展開を進める都合上、仕方ないとはいえ「いやワンダ強すぎるやろ!」とツッコミたくなりました(笑)。少年バトルマンガのインフレのような少しガッカリな感じが第一印象といったところ。ただ、後になって考えてみると、エンドゲームにて、ワンダがサノスを圧倒する様子が描かれていたので強さの論理はそこまで破綻していなかったのかなあと。

 終盤も、楽譜と音符を用いた斬新?(笑)な戦闘シーンもあり、これ笑うとこなのか真剣なとこなのか?と複雑な気分になりましたが、マーベル・スタジオの常に新しいことに挑戦する姿勢が垣間見えました。

 エンディングでは、アナザーストレンジと同様、ストレンジに第三の目が開眼します。ですが他のストレンジとは異なり、完全に使いこなしてる雰囲気で幕を閉じました。クリスティーンが「恐れないで」と言っていたように第三の眼(代償)は「恐れとの同居」を隠喩しているのかなあ…と個人的には思いました。最後に現れた、謎の紫美女と顔を合わせ、目を開眼させていたのでストレンジは「恐れ」を克服したのかな?などと勝手に考察しています。

 今映画を観て、前回の「スパイダーマン」でのマルチバース要素や「WHATIF…?」のキャプテンカーターなど、全てのシリーズ情報が、次回作の伏線にする事ができる、アメコミのユニバースシステムの利点がより際立った作品だったなと感じました。と同時にもう一度、ひとつひとつのセリフを吟味しないと理解できないぐらい難解な内容でもあったので、より詳しい考察は配信サービスおよびBlu-rayなどがリリースしたあとにじっくり楽しみたいなと思わされる、そんな重厚な作品でした。


配信サービス


現時点(2022/02時点)で「ドクター・ストレンジ:マルチバース・オブ・マッドネス」配信予定のサービスは以下の通り。



Disney+(ディズニープラス)


>>>サイトリンク
Disneyが運営している配信サービス。




DVDリンク



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