海外ドラマ『ヴァイキング~海の覇者たち~S1-2「新たなる航海」』感想・考察レビュー


今回視聴した『ヴァイキング~海の覇者たち~S1-2「新たなる航海」』についての感想と考察をまとめていきたいと思います。

 2013年から2020年までカナダで始まった海外ドラマ「ヴァイキング~海の覇者たち~」。視聴はNetflixで。


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感想 

 第2話は仲間たちと秘密の会合を開いているところから始まりました。ラグナルの「信じることからすべてが始まる」という言葉はかなり響きました。仲間たちは案外楽観的なのかあっさり船旅を承諾。
 しかし出港後は一気に雲行きが怪しくなり、仲間のひとりが反乱を起こそうとしたり、飛び立たせたカラスが島を見つけることなく戻ってきたりと、そう簡単にイングランドにはたどり着けない悶々とした感じが堪りませんでした。やがて海鳥の鳴き声とともに歓喜したヴァイキングは上陸。
 海岸からゾロゾロと屈強な男たちが進んでいくさまは略奪者という部分に目をつぶればかなりカッコよかったです。
 そして教会へ到着したヴァイキングたちは、教徒たちを容赦なく殺害していきます。主人公らが無抵抗の人間たちを殺すというのは観ていて少し複雑な気分になりましたが、この横暴さこそヴァイキングという感じで、このドラマの観方をなんとなく知らしめられるような回でした。
 気がかりなのは主人公の密航を知っていながら何もアクションを起こさない首長。余計な血が流れないことを祈ります…。
 余談ですがヴァイキングのなかに見たことのある俳優さんがいたので調べてみると、トルステインというキャラクターで、ジェファーソン・ホールという方が演じられていました。先日觀ていた歴史ドキュメンタリー「バーバリアンズ・ライジング」にてウィリアトゥス役を演じられてる方、その人でした!
 前述のドラマはヴァイキング時代よりも少し前の時代「古代ローマとそれに反旗を翻した人々」をテーマに描かれたオムニバス形式のドラマで、個人的にはかなりお気に入りの歴史ドラマなので、気になったかたはぜひ調べてみてください。




考察

 今回はついにヴァイキングの侵略対象となったイングランドも描かれるようになりました。善人を具現化したような教徒たちでしたが、道徳感のないヴァイキングに一方的な虐殺を受けました。そのシーンを観て、盲目的な宗教は無力なんだなぁ‥と感じました。実際、ラグナルの兄がキリストの額飾りを壊しながら「お前たちの神はおまえたちを守らなかった」といった趣旨のセリフを言っていました。確かに真実でしたが、一方でアゼルスタン(修道士)が述べていた「神の言葉がなければこの世は暗闇だ」というのもまた真実だなぁと感じ、どこか葛藤めいた気分になった。また、フロキが「紙」という名の発明品を発見して、恍惚な表情を浮かべるシーンもあり、こういった新たな地でのカルチャーショックというのは、冒険モノにはやはり付き物なのかなと思いました。


 

配信サービス


現時点(2021年4月時点)で「ヴァイキング~海の覇者たち~」を配信しているのは以下のサイトでした。

NETFLIX


>>>サイトリンク
「Hulu」と同様に私が登録しているサイトです。オリジナル作品も豊富にあるのでお試し加入してみてもいいかもしれません。


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